
『Java言語入門』Webページ
『Java言語入門 --- アプレット,AWT,先進的機構』(L.リメイ,C. パーキンス著,武舎広幸+久野禎子+久野靖訳,プレンティスホール出版)のページです。Windows
95/NT,Macintoshシステム7.5,Sun Solaris用のJava Development Kit(JDK)の入ったCD-ROM付きです。
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目次
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『Java言語入門』の構成と内容
この本はJavaの現時点における最新版 ---- バージョン1.0の言語仕様とAPI(Application
Programming Interface,ライブラリの仕様)に基づいています(この本の日本語版を準備している間に小改良があったので,正確にいえば日本語版ではJDKのバージョン1.02に基づいています)。Javaのこの版は,Netscape以外ではSpyglass
Mosaicなどもサポートしています。β版と呼ばれる1つ前のバージョンも1.0版とだいたい同じです。それ以前の版であるα版では,APIが1.0版とはたいぶ違っていて,1.0版とは互換性がありません。少し前の本ではα版APIに基づいたものも多く,それらの本にあるプログラムやブラウザの説明はα版の処理系にしか通用しません。
この本が1.0版に準拠する理由は,これが現時点での最新版で,今後継続して開発されていく版だからです。現在でもα版が使われている理由は,本家SunのJavaサポートブラウザであるHotJavaが現時点ではα版対応のものしかないからですが,まもなく1.0版対応のHotJavaが公開される予定で,そうなればα版はすたれて消えてしまうでしょう。1.0版を使ってJavaを学んでおけば,将来の変更(あってもそんなに大きな変更ではありません)にも対応できるので,α版についてはさほど気にする必要はないでしょう(実際,この本の日本語版を準備している間にHotJavaの1.0prebeta
---- βのさらに1つ手前 ---- 版が公開されました)。
Javaはまだ開発中のシステムです。ソフトウェアの世界では,α版というのは内部評価版,β版というのは公開テスト版のことを言います。ですから1.0版は最初の正式版ということで,そうは言ってもまだこれからも変化していく可能性は大いにあります。実際にJavaでソフトウェア開発を始めるときには,この点に留意してください。システムが期待通り動かなければ,「はじめに」の末尾で紹介するWebサイトを参照してみてください。
この本は,1日1章ずつ3週間かけるとJava言語とクラスライブラリがひととおり学べるように,全体として21章から成り,大きくは3部に分かれています(初心者の人はもっと時間がかかるはずですが,あわてずにゆっくりと進んでください)。各パートでは,Javaアプレットとアプリケーション開発を広範囲に渡って違う面から説明します。
第1部では,Java言語そのものについて学んでいきます。
- 第1章は基本的な事柄の紹介であり,Javaとは何でありどう素晴らしいのかという話題と,ソフトウェアの入手法について説明します。またはじめてのJavaアプリケーションとアプレットを作ってみます。
- 第2章はオブジェクト指向プログラミングの基本の概念を,Javaでの具体例をあげながら紹介していきます。
- 第3章は,Javaを構成する基本要素を詳しく学びはじめます。データ型,変数,演算式や比較について説明します。
- 第4章は,Javaのオブジェクトについて詳しく学びます。オブジェクトの作り方,オブジェクトが所有する変数へのアクセスのし方とメソッドの呼び出し方,オブジェクトをコピーしたり比較する方法について取りあげます。Javaのクラスライブラリについてもはじめて言及します。
- 第5章は,Javaの配列,条件文,ループについて学びます。
- 第6章は,そこまでの集大成です。クラスの作り方,任意のJavaプログラムの基本構造,およびそれらを使ってJavaアプリケーションを組み立てる方法を学びます(なお,アプリケーションというのは,Webブラウザがなくても独立で実行できるJavaプログラムのことです)。
- 第7章は,第6章を発展させたものです。メソッドの作り方と使い方について,メソッドのオーバライドやオーバロード,コンストラクタの作り方について説明します。
第2部で,アプレットとJavaクラスライブラリに専念します。
- 第8章は,アプレットの基本事項です。アプリケーションとの違い,アプレットの作り方など,アプレットのライフサイクルで一番重要な部分について説明します。Javaアプレットを含むHTMLページの作り方も学びます。
- 第9章は,画面に図形や文字を描くJavaクラスを勉強します。白と黒以外の色も使います。
- 第10章は,第9章の図形をアニメーションにします。スレッドとは何か,そしてその使いみちについても学びます。
- 第11章は,もっと詳しくアニメーションについて説明し,おまけとしてビットマップイメージとサウンド(音)についても取り上げます。
- 第12章は,対話性を追求します。アプレットでユーザからのマウスクリックやキーボード入力を処理する方法について学びます。
- 第13章は,意欲的な内容です。この章では,JavaのAWT(AbstractWindow Toolkit)を使ってアプレット内でメニュー,ボタン,チェックボックス等の要素を含むユーザインタフェースを作成します。
- 第14章は,アプレット作成のための主要なJavaクラスライブラリを探検します。ウィンドウ,ダイアログ,ネットワーク,その他のちょっとした面白いライブラリについて取り上げます。
第3部では,より専門的な話題を扱っていきます。大きくて複雑なJavaプログラムを作る時や,もっと深く知りたい時のための内容です。
- 第15章は,Java言語の修飾子についてです。クラスとメソッドに適用するabstractやfinalといった概念について,およびクラス内部の情報を他のクラスから見られないように保護することについて学びます。
- 第16章は,インタフェースとパッケージをとりあげます。これらはメソッドのプロトコルを抽象化するのに使い,再利用を促進しクラスをグループ化して分類する役に立ちます。
- 第17章は,例外(exception)について学びます。エラー,警告,その他の想定外の事態で,システムおよびプログラマのどちらに起因するものでも,Javaでは例外機能を通じて取り扱います。
- 第18章は,第10章で学んだスレッドの基本を土台に,マルチスレッド機能の概要を説明し,Javaプログラムの中で複数の動作を並列に行わせるにはどうしたらよいかを学びます。
- 第19章は,JavaのI/Oライブラリに含まれる入力ストリームと出力ストリームについて説明します。
- 第20章は,ネイティブコードについて学びます。ネィティブコードを使えば,自分のJavaクラス中にCのコードをリンクして,Javaに欠けている機能を使えるようにしたり,実行性能を上げることができます。
- 最後に第21章では,Javaを動かしている舞台裏の技術の詳細を概説します。バイトコードコンパイラ,インタプリタ,Javaがユーザのプログラムの統合性と安全性を守るためにどんなテクニックを採用しているか,およびJavaのガーベージコレクタについて述べます。
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